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【霧島市】保健福祉情報共有システムの開発

「場所が変われば、また一から話をしなければいけないのは苦痛でしかない。」
先日、お話しさせていただいた方が言われた言葉です。

 役所の仕事は縦割りとよく言われます。子供に関することであっても、健康のことや予防注射のことを担当している部署、虐待や不登校などの悩みの相談を担当する部署は別々です。そのため、ある家庭に関わる部署が複数あることはごく普通ですが、その部署同士の情報の共有ができていないことは一般的に役所にありがちな話です。その理由は、個人情報の管理に関する捉え方の違いや職員の意識の問題もありますが、そもそも共有する手段が無いというシンプルな理由もあります。

 平成23年に、虐待対応等増加に伴い、相談管理システムを導入することになりました。保健福祉政策課にいた私は隣の子育て支援課の担当から、「手伝って欲しい」と頼まれました。虐待担当者の想いは「こどもに関わる部署全体で情報共有できるのが理想だが…」と。

 情報共有するためには、部門間の信頼関係が必要になります。
 できない理由を探すのではなく、「どうやったら、情報共有できるのか?」に向けて進みました。
 懸念材料をクリアするために、必要なシステムの機能や運用について打ち合わせを重ねました。

 また、当時並行して自分が担当していた、こども発達サポートセンターでも、情報をどのように管理するのかが課題となっていたため、同じシステムの中で管理をするように調整し、コストをかけずに課題をクリアしました。

 このシステムは、完全にゼロから作って貰ったため、委託先の事業者に柔軟に対応頂きました。画面回りのインターフェイスは特に細かく要望し、使う人間にわかりやすく、操作に手間がかからないようにして貰いました。そのため、システム入れ替えで別なシステムを使う予定だった部署も、「利用予定のシステムが使い勝手が悪すぎるので、こちらのシステムを使わせて欲しい」となり、連携が進むことに。

 こうして、保健福祉情報共有システムは平成24年度から稼働し、現在でも保健福祉部の連携の中心となっています。
(その後、複数の自治体でも導入され、稼働しています。)

株式会社エムエムシーさんによる、当時の私のインタビュー記事はこちら。
https://www.mmc-net.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/wish_donyu_kirishima.pdf

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